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療養病棟の退院プログラム考案 その1
―統合失調症の事例を通して―

Key Words 家族心理教育・日課表

はじめに

 当院は、急性期治療病棟において、統合失調症の治療はクリニカルパス・クライエントパスを採用している。治療の目標がはっきりしている点で取り組みがしやすくなっている。療養病棟では、第19回院内研究発表会での報告にもあったように、看護体制の違いから、生活技術記録の評価を元に、日々の看護が実践されてきた。しかし、生活技術記録表では「退院に向けて」を目標の患者がいるにもかかわらず、具体的に退院の方向で治療計画はすすんでいない。
 今回、退院を目的に転入してきた事例をきっかけに、再入院を防ぎ、地域社会での生活が出来ることを目標にしたプログラムを考え、実践してみた。療養病棟での退院プログラムに必要な内容をまとめたので、ここに経過を報告する。

1.研究目的

療養病棟での退院プログラムの作成

2.研究期間

2005年6月15日〜10月15日

3.倫理的配慮

研究趣旨を、本人、家族に説明し同意を書面で得た。プライバシー保護の約束をし、結果を発表することの了解を得た。

4.事例紹介

 A氏34歳 男性 統合失調症 7回目の入院(今回の入院は7年目になる) 家族は両親と患者の3人