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財団法人 復康会 沼津中央病院

基本理念

沼津中央病院 外観

 ◆法人の基本理念 : 「愛・信頼・貢献」

◆法人の基本方針
1.人間愛に基づき、患者さんを中心とした安心と信頼を与える医療を行います。
2.地域を基盤とする法人として、関係諸機関と協調し、地域社会に貢献します。
3.医療と福祉の連携を推進し、医療・福祉効果の増進を目指します。
4.公益法人として堅実に、長期に亙って安定的な経営を目指します。
5.参加の病院施設が相互に協力、連携し効率的で良質な医療の実施を目指します。
6.時代の趨勢に目を向け、時代のニーズに合致した運営を目指します。
7.上の各項目を誠実に実施していくために、良質の職員の確保と人材育成に努めます。
◆沼津中央病院の医療方針
精神科地域医療支援病院の職員として地域ニーズに積極的に応え、常に利用者と共にクオリティーオブライフの更なる向上を目指す。
◆沼津中央病院の行動規範
1.貢献させていただく姿勢
2.自己実現への配慮
3.健全経営の努力
◆沼津中央病院の行動姿勢
「笑顔で挨拶、優しい言葉」  「早く、しっかり、気持ち良く」

法人理念・病院理念

 財団法人復康会の法人理念は「愛、信頼、貢献」です。「愛」とは人への思いやり、互いに尊重しあえる社会を実現することを意味し、「信頼」とは相手を信頼することでこちらも信頼されることを意味します。また「貢献」とは私たち医療者に与えられた社会的使命の達成であり、人的物的資源はそのために社会から貸与されているものと受け止めています。
 与えられた使命を果たすことが自己実現に通じるのであれば、有難く感謝をもって"貢献させて頂く"のが本来のあるべき姿勢だと考えています。
 法人理念に基づき、沼津中央病院では具体的な医療方針、行動規範、行動姿勢を定め、静岡県東部地域における精神科救急の基幹病院として急性期治療に取り組み、リハビリテーション機能を充実させて早期の社会復帰を図るなど、利用者の視点に立った医療の質の向上に努めています。

中長期5ヵ年計画の概要とダウンサイジング

 病院の医療方針をさらに具体的に行うために、当院では5年ごとに中長期計画を策定し、重点目標を決め、病院運営に取り組んでいます。平成20年4月からの重点目標として、以下の3点に取り組みました。
    (1)精神科救急医療の専門性を高め、内外の連携を強化する。
    (2)職員の満足度を高め、職員の自己実現を通じて貢献する。
    (3)職員・利用者に安全で快適な環境を提供する。
 この中長期計画では、それまでの病院完結型の医療を地域完結型へ転換することがテーマのひとつです。その背景には、医療政策の方向性がより地域での自立へ向かっていること、また当院でも平成19年に指定医が連続して開業退職するなど、医師不足が深刻化し、医局崩壊の危機に直面したことなどが挙げられます。
 こうしたことから、当院では、19年からの2年間で入院病棟と外来診療のダウンサイジングを行いました。地域における当院の役割が精神科救急であることを明確にし、そこへ病棟機能をよりシフトするため、2階のスーパー救急病棟46床と回復期療養病棟46床と4階の精神科急性期治療病棟60床を、2階のスーパー救急病棟60床と4階の亜急性期療養病棟60床に再編しました。2階フロア全体をスーパー救急病棟としてレイアウトし直し、ソフトタイプの保護室を5室増やし、合計で13床に増床し、救急の受け入れ態勢を整備したほか、観察室2室や修正型電気けいれん療法室の整備などを進めました。また医師や看護師、患者さんの導線を考慮した病棟空間を確保し、アメニティーの設備・改善と安全性を高めました。
 この病棟再編により、6病棟体制から5病棟体制になり、医師の救急・急性期治療へ重点的な配置が可能になりました。全体の定床は32床の削減となりましたが、単なるダウンサイジングではなく、スーパー救急病棟として60床となり、機能的かつ人員配置も手厚いものとなったことで、より当院の精神科救急医療における特長や役割を活かせる形にしました。
 外来については、各部署の担当者によるプロジェクトチームを結成し、協議の結果、当面は、当院の金曜日午後と土曜日の外来を休診、大手町クリニックにおいては土曜日を終日、木曜日午後を休診としましたが、完全予約制の導入、安定している患者さんの長期投薬によって、診察時間の確保と質の向上を図っています。これまで注力してきたスーパー救急病棟の運営が安定してきたため、今年度から来年度にかけては、休診としてきた外来診療の再開・充実に力を入れる予定です。
 また、中長期計画では、働く職員にとって魅力的な病院であることも、医療の質を向上させる意味で重要なテーマでした。職員が誇りとやりがいを持って自分の仕事に取り組むことが、患者さんのためにつながると考えています。そのために医師・看護師・PSWなどの職員が働きやすく、それぞれの自己実現を可能にするよう勤めています。