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都道府県ごとの精神保健福祉サービスの特徴

国立保健医療科学院 経営科学部
濱野 強

1.「精神病床等に関する検討会」最終まとめ(案)について

 平成15年9月から月1回のペースで議論が進められてきた「精神病床等に関する検討会」において、最終まとめの案が「第11回精神病床等に関する検討 会」(7月26日)で事務局から説明されました。 検討会では、良質かつ適切な医療を効率的に提供し退院を促進する体制づくりをどのように実現していくかという点を中心に、現状分析や有識者からのヒアリン グを行いつつ精神病床等のあり方について検討を行ってきました。この最終まとめの案は、今後進めるべき施策体系の枠組みや、個々の事業の提案等に係る議論 を整理したものであることから、ご紹介したいと思います。 
  表1が、「精神病床等に関する検討会」最終まとめの案です。今後の方向性としては、良質かつ適切な医療を効率的に提供し退院を促進する体制づくりに向け て、「目標値を設定した計画的な医療提供体制の再編」、「患者の病態に応じた病院・病床の機能分化」、「入院形態ごとの入院期間短縮と入院患者の処遇内容 の改善」の3点を軸として、新たな精神保健医療福祉体制を構築することが必要であることが示されました。 
  詳細につきましては、厚生労働省のホームページに掲載されています議事録をご覧いただきたいと思います。ここでは、「目標値を設定した計画的な医療提供体制の再編」に関する今後の施策体系の在り方を中心にご紹介したいと思います。

表1 「精神病床等に関する検討会」最終まとめ(案)
1.はじめに
2.現状分析
3.今後の方向性
(1)基本的考え方(総論)
  • 1.目標値を設定した計画的な医療提供体制の再編
  • 2.患者の病態に応じた病院・病床の機能分化
  • 3.入院形態ごとの入院期間短縮と入院患者の処遇内容の改善
(2)今後の施策体系のあり方(各論)
  • 1.都道府県単位の目標値設定
  • 2.目標値を反映する算定式の在り方
  • 3.都道府県単位での計画的な取り組み
  • 4.救急・急性期の患者に対する適切な医療体制の確保
  • 5.社会復帰リハの強化と重度精神障害者の病状に応じた医療環境の確保
  • 6.痴呆患者や長期入院高齢者の処遇
  • 7.入院形態ごとの入院期間短縮
  • 8.行動制限の適正化と任意入院患者の適切な処遇
  • 9.インフォームド・コンセントに基づいた医療提供の推進
  • 10.精神医療審査会
  • 11.指導監督等と第三者評価
4.おわりに(実現に向けた道筋等)
厚生労働省「精神病床等に関する検討会」平成16年7月26日資料から