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地域包括ケアとは何か?

OECD加盟国の医療保険制度

 さて、ここでわが国おける「地域包括ケア」の考え方を、OECD諸国の医療システムとの比較で考える。各国の医療提供体制は、社会保障制度の整備の歴史を反映する。すなわち各国の医療体制の特徴を理解しつつ、その優れている側面を堅持する一方で、課題をひとつひとつ解決していく必要があるためである。
 OECDでは、加盟国の医療制度の特徴を、かかりつけ医機能(ゲートキーピング機能)という観点から整理している。ここでいう「かかりつけ医機能」とは、「かかりつけ医の制度化」と「専門医への紹介の制度化」である。換言すると、前者は「地域住民は医療が必要な時に受診する医療機関(または医師)が決まっているか」、後者は「専門医療が必要なときにかかりつけ医から専門医への紹介システムがあるか」である。

表OECD加盟国におけるかかりつけ医機能状況