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MMSニュース No.98

11.入院中の患者の他医療機関受診の取扱い

入院中の患者の他医療機関受診の取扱い

 平成24年度改定では、精神病床、結核病床、有床診療所に入院中の患者が透析や共同利用をすすめている検査(PET、光トポグラフィー又は中枢神経磁気刺激による誘発筋電図検査)に関する他の医療機関を受診する場合の評価が見直されました。

(1)出来高入院料(精神病棟入院基本料等の算定病棟)算定病棟の入院患者

 出来高入院料である精神病棟入院基本料・特定機能病院入院基本料(精神病棟)算定病棟に入院中の患者が他の医療機関を受診した場合は精神病棟入院基本料の本体報酬を30%減額した点数を算定することになりますが、平成24年度改定で透析又は共同利用を進めている検査(PET、光トポグラフィー又は中枢神経磁気刺激による誘発筋電図検査)のために、他の医療機関を受診した場合は精神病棟入院基本料の本体報酬の15%減額した点数を算定することになりました。

(2)特定入院料(精神科救急入院料等)算定病棟の入院患者
1)他の医療機関が特定入院料に包括されている診療の費用を算定する場合

 特定入院料である精神科救急入院料、精神科急性期治療病棟入院料、精神科救急・合併症入院料、精神療養病棟入院料又は認知症治療病棟入院料算定病棟に入院中の患者が他の医療機関を受診し、他の医療機関が特定入院料に包括されている診療の費用を算定する場合は特定入院料の本体報酬の70%減額した点数を算定することになりますが、平成24年度改定で透析又は共同利用を進めている検査(PET、光トポグラフィー又は中枢神経磁気刺激による誘発筋電図検査)のために、他の医療機関を受診した場合は特定入院料の本体報酬の55%減額した点数を算定することになりました。
 ただし、平成24年度改定で認知症治療病棟入院料の包括範囲が見直され、入院60日以内に限り、J-038人工腎臓(透析)が包括対象外となったため、認知症治療病棟入院料の入院中の患者であって透析のみを目的として他医療機関を受診する患者については、入院日から起算して61日以上の場合に限られます

2) 他の医療機関が特定入院料に包括されている診療の費用を算定しない場合

 特定入院料に入院中の患者が他の医療機関を受診し、他の医療機関が特定入院料に包括されている診療の費用を算定しない場合は特定入院料の本体報酬を30%減額した点数を算定することになりますが、平成24年度改定で透析又は共同利用を進めている検査(PET、光トポグラフィー又は中枢神経磁気刺激による誘発筋電図検査)のために、他の医療機関を受診した場合は特定入院料の本体報酬の15%減額した点数を算定することになりました。
 ところが、精神科関連の特定入院料である精神科救急入院料、精神科急性期治療病棟入院料、精神科救急・合併症入院料、精神療養病棟入院料は検査及び処置(透析)の項目は包括対象となっており、他の医療機関が包括されている診療の費用を算定しない場合に該当しないため、特定入院料の本体報酬を15%減額した点数を算定することはできません。
 ただし、認知症治療病棟入院料は、平成24年度改定で入院60日以内に限り、包括対象項目であるJ-038人工腎臓(透析)を算定することが可能となったため、認知症治療病棟入院料算定病棟に入院中の患者が透析のみを目的として他の医療機関を受診した場合は、入院60日以内に限って他の医療機関が包括されている診療の費用を算定しない場合に該当するため、入院60日以内に限って認知症治療病棟入院料の本体報酬の15%減額した点数を算定することができます。

12.たばこ対策への評価

たばこ対策への評価

 平成24年度改定では、受動喫煙による健康への影響を踏まえ、生活習慣病患者、小児、呼吸器疾患患者等に対する指導管理にあたっては、緩和ケア病棟や精神病棟等の現状にも配慮しつつ、屋内全面禁煙を原則とするよう「総合入院体制加算、外来栄養食事指導料、入院栄養食事指導料、集団栄養食事指導料等」の算定要件が見直されました。 屋内における禁煙の取扱いについては、以下の基準を満たしていることが必要です。

たばこ対策への評価

▽ 参考URL(厚生労働省)「平成24年度診療報酬改定について」    ( http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken15/index.html