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MMSニュース No.98

「平成24年度診療報酬改定速報2」〜精神科入院医療に係る主な項目〜

 この速報は、平成24年3月5日に公布された改正省令、関係告示及び発出された通知から精神科に係る主だった内容をまとめました。詳細につきましては、厚生労働省のホームページに告知・通知等が掲載されていますので、ご参照下さい。なお、現時点では通知・通達はすべてが揃っておりません。追加の通知・通達や、疑義解釈などが出た段階で改めてMMSニュースでお知らせいたします。

《CONTENTS》 〜精神科入院医療に係る主な項目〜
1.入院基本料・特定入院料の入院診療計画・褥瘡対策・栄養管理体制の要件見直し(P2)
     入院診療計画、褥瘡患者管理加算・栄養管理加算の包括評価、等
2.入院基本料・特定入院料で新たに算定可能となった入院基本料等 (P3)
3.精神科救急・急性期に対する評価 (P4)
     救急搬送患者地域連携受入加算、精神科救急搬送地域連携紹介・受入加算、
     救急支援精神病棟初期加算、精神科身体合併症管理加算、救命救急入院料の
     加算、児童・思春期精神科入院医療管理料
4.精神科慢性期入院医療の評価 (P6)
     精神療養病棟入院料の重症者加算、退院調整加算
5.認知症入院医療の評価 (P7)
     認知症治療病棟入院料の見直し、認知症夜間対応加算、退院調整加算、
     地域連携認知症集中治療加算
6.病院勤務医の負担を軽減する体制の評価 (P8)
     医師事務作業補助体制加算、精神科リエゾンチーム加算、病棟薬剤業務実施加算
7.感染防止対策の推進(医療安全対策加算における感染防止対策加算の見直し) (P10)
8.患者サポート体制の評価(患者サポート体制充実加算の新設) (P10)
9.DPCフォーマットデータ提出の評価(データ提出加算の新設) (P11)
10.後発医薬品の使用促進(後発医薬品使用体制加算の見直し) (P11)
11.入院中の患者の他医療機関受診の取扱い (P12)
12.たばこ対策への評価 (P12)

1.入院基本料・特定入院料の入院診療計画・褥瘡対策・栄養管理体制の要件見直し

入院基本料・特定入院料の入院診療計画・褥瘡対策・栄養管理体制の要件見直し

 改定前の入院基本料及び特定入院料は、入院診療計画、院内感染防止対策、医療安全管理体制及び褥瘡対策の基準を満たす場合に限り算定することができますが、平成24年度改定では、新たに栄養管理体制の基準が入院基本料及び特定入院料の算定要件に追加され、入院診療計画及び褥瘡対策の要件が見直されました。

(1)効果的な入院診療計画の策定
効果的な入院診療計画の策定

詳細な入院診療計画書の例

 入院基本料及び特定入院料の算定要件の一つとして、入院診療計画を策定し、患者に文書(入院診療計画書)で説明することが必要です。ところが、院内クリニカルパスを作成し、これを用いて患者に説明している場合は、「実際には上記の別紙2を参考に作成した診療計画書を用いず、入院基本料等を算定するためだけに様式に記入している」との指摘があり、改定前の入院診療計画書以上に電子カルテ等で詳細な入院診療計画書(院内クリニカルパス等)を策定している場合は平成24年4月1日以降代用することができます。
 医科診療報酬点数表に明示されている上記の入院診療計画書 [PDF別紙2](PDF:161KB 厚生労働省資料)でなくても、入院中から退院時及び退院後の生活のイメージができるような内容で、詳細な入院診療計画の内容(年月日、経過、達成目標、日ごとの治療、処置、検査、活動・安静度、リハビリ、食事、清潔、排泄、特別な栄養管理の必要性の有無、教育・指導(栄養・服薬)・説明、観察記録、退院後の治療計画、退院後の療養上の留意点等)が組み込まれた文書で患者に説明を行う場合は各保険医療機関が使用している様式で差し支えないことになりました。

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