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MMSニュース No.95

平成22年度診療報酬改定速報5  〜対診及び他医療機関受診の取扱い〜

 平成22年度診療報酬改定で整理された「入院中の患者の他医療機関受診の取扱い」について、6月2日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で議論が行われ、出来高算定病床の入院患者が他医療機関を受診した場合の投薬の算定に関する取扱いが変更されることになりました。
 厚生労働省保険局医療課は、以下の通り、平成22年6月4日に「診療報酬算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(平成22年3月5日保医発0305第1号)」の入院中の患者の他医療機関受診の取扱いに関する改正通知(保医発0604第1号)及び「平成22年度診療報酬改定の疑義解釈Q&A(その4)」の事務連絡を地方厚生(支)局医療課等に発出しました。
 MMSニュースNo.95では、一部改正された内容(追加された文章やQ&Aの内容)と「入院中の患者の対診及び他医療機関受診の取扱い」について紹介します。

■「入院中の患者の他医療機関受診の取扱い」に関する改正通知(平成22年6月4日)
出来高入院料算定病床の入院患者が他医療機関を受診した場合の投薬の取扱い事項

 入院患者が他医療機関の外来を受診した場合は、他医療機関(外来医療機関)では受診日の投薬又は注射の費用を除き、投薬・注射等の費用を算定することはできないことになっていました。そのため、専門的な診療に特有な薬剤を用いた投薬は、他医療機関(外来医療機関)で受診した日の薬剤は他医療機関で、受診日以外の薬剤は入院医療機関で処方することになり、医療現場では大混乱が起きていました。
 6月4日付けの改正通知等では入院中の患者の他医療機関受診の取扱いが見直され、出来高入院料を算定する病床の入院患者が他医療機関を受診した場合は、専門的な診療に特有な薬剤を用いた投薬に係る費用(調剤料、薬剤料、処方料又は処方せん料等)を他医療機関(外来医療機関)で算定することが可能となりました。つまり、他医療機関に受診した日だけでなく受診日以外の投薬に係る費用を算定することができるようになりました。
 今回の改正は、出来高病床の入院患者が対象で、かつ、専門的な診療に特有な薬剤を用いた投薬に限定されていることがポイントとなります。そのため、特定入院料、療養病棟入院基本料、有床診療所療養病床入院基本料又は特定入院基本料を算定している病床の入院患者が他医療機関を受診する場合は、従前通り受診日以外の投薬は入院中の医療機関が負担することになります。