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MMSニュース No.70

平成20年度診療報酬改定速報1 〜初・再診料、入院基本料〜

 この速報は平成20年度診療報酬点数表「改正点の解釈」(社会保険研究所)と3月26日までの告示・通知等から精神科に係る主だった内容をまとめました。詳細につきましては、上記「改正点の解釈」等を参照して下さい。なお、現時点では通知・通達はすべてが揃っておりません。追加の通知・通達や、疑義解釈などが出た段階で改めてMMSニュースでお知らせいたします。

Ⅰ基本診療料

1.初診料と再診料
初診料と再診料
(1)電子化加算の見直し

 許可病床400床以上のレセプト電算システムが導入されている医療機関は、平成20年度よりレセプトオンライン化が義務付けられているため、400床以上の病院は電子化加算の算定対象外となりました。また、詳細な明細書の交付電子加算の算定要件としている医療機関に対しては、詳細な明細書を交付する旨を院内に掲示することを義務付けました。

(2)診療所の初・再診料に対する早朝・夜間等加算の新設
診療所の初・再診料に対する早朝・夜間等加算の新設

 病院勤務医の負担軽減を目的に、地域の身近な診療所で軽症の救急患者の受け入れを評価するため、診療所が表示する時間内に行う夜間、早朝等の診療に対して初・再診料の早朝・夜間等加算(50点/1日)が新設されました。
 表示する診療時間とは、診療時間として地域に周知している時間であって、来院した患者を常に診療できる体制にある時間又は計画的に訪問診療を行う時間となります。往診料を算定した場合でも、初・再診料に加えてこの加算を算定することができます。
 算定対象となる時間は、受付を行った時間であり、多数の患者の来院による待ち時間等で診療を開始した時間が対象時間となっても算定することはできません。
 また、施設基準としては、週30時間以上開業している診療所で、開業時間を分かりやすい場所に掲示していることが必要です。ただし、月1回以上、在宅当番医制に参加又は休日・夜間急患センター等に赴き夜間・休日の診療に協力している場合は、週27時間以上でも施設基準を満たすことになります。

(3)病院における再診料の評価の見直し

 再診料は診療所が引き続き71点で、病院が3点引き上げられ60点となり、診療所と病院の点数格差の是正が今回の改定でも行われました。

(4)再診料の外来管理加算の見直し
1)診療所と病院の後期高齢者の点数を一本化

 後期高齢者の外来管理加算は、診療所が5点引き下げられ、病院が5点引き上げられ52点に一本化されました。

2)外来管理加算の意義付けの見直し
外来管理加算の意義付けの見直し

 医師は問診と詳細な身体診察(視診、聴診、打診及び触診)による診察結果を踏まえて 患者に対する症状の再確認を行いつつ、病状や療養上の注意点等を患者に説明し、患者からの聴取事項や診察所見の要点と診察に要した時間を診療録に記載することが必要となります。そのため、診察及び説明等に要する時間の目安として診察時間が概ね5分を超えた場合は算定することができます。診察時間とは、患者が診察室に入室した時点を診察開始時間、退室した時点を診察終了時間とし、その間一貫して医師が患者に対して問診、身体診察、療養上の指導を行っている場合の時間に限られます。