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沼津中央病院 精神科救急病棟における薬剤師の病棟業務

財団法人復康会 沼津中央病院
秋山和美 深井敬子

 精神科救急病棟(以下、スーパー救急病棟)が開始されてから、薬剤師にも調剤現場を含め、様々な業務の変遷がありました。平成19年7月には、46床から60床に増床され、同年12月からスーパー救急病棟には2名の薬剤師を担当者とし、交代で常時1名が病棟勤務となる体制をとっています。現在も、病棟では想像以上に多様かつ刺激的な時間を、日々過ごしており、その職能を果たすべく尽力しています。ここに至る経緯とその業務の実際、そして今後の展望について述べたいと思います。
(本稿は、平成20年第36回日本精神科病院協会 精神医学会(盛岡)にて「会長賞」を受賞した演題発表の詳細、及びその後の経過を追加した内容となっています。)

平成19年11月までの沼津中央病院薬剤課

(沼津中央病院については、「活動レポート」を御参照下さい。)
電子カルテ、オーダリングの導入は無く、すべて「手書き」処方箋による調剤で、入院・外来共に「原則一包化」を行なっています。このため、外来ピーク時には、4名が調剤に当たる必要もあります。薬剤管理指導は平成6年より継続的に行っており、各病棟に担当の薬剤師を設定し、週に1日は担当病棟で服薬指導を行う時間を保証する体制をとっていました。(現在も救急病棟以外は継続)

勤務体制の一例
 
薬剤師
公休 2病棟
(救急)
委員会 回診 調剤 代休 日直
1病棟
(老人療養)
公休 外来訪問 調剤 外来
調剤
公休
調剤 3A病棟
(長期療養)
公休
調剤 3B病棟
(精神一般)
公休
調剤 2病棟
(救急)
公休

(非常勤)
調剤 4病棟
(社会復帰)
公休

 服薬指導の対象者は、薬剤師から進言して開始する場合もありましたが、意識のあるスタッフからの提案でオーダーが出されることが主で、外来調剤を担う薬剤師の人員的にも困難な部分があり、スーパー救急病棟が稼動してからも、しばらくは病棟活動に大きな変化はなく過ごしていました。