Home > 薬剤業務 > 精神科専門薬剤師を目指そう3 (PAGE 1)

精神科専門薬剤師を目指そう(No.3)

桜ヶ丘記念病院
吉尾 隆

Ⅲ.精神科薬物療法認定薬剤師および精神科専門薬剤師認定申請資格

 『精神科専門薬剤師を目指そう!』-No.1-にて日本病院薬剤師会による専門薬剤師の認定事業について紹介し、精神科領域の専門薬剤師の認定に必要な要件について解説しました。しかし、その際には、日本病院薬剤師会より正式な認定申請資格が公表されていなかったため、精神科専門薬剤師の定義、精神科専門薬剤師として学ぶこと、米国、英国における精神科専門薬剤師について、精神科薬物療法認定薬剤師および精神科専門薬剤師の概要についての解説に留まっていました。この度、ようやく『日本病院薬剤師会雑誌平成19年7月号』に精神科薬物療法認定薬剤師および精神科専門薬剤師認定申請資格が公表されました。今回は、No.1での解説と重複しますが、精神科薬物療法認定薬剤師および精神科専門薬剤師認定申請資格そして過渡的措置認定資格について、より詳細に解説いたします。

1.精神科薬物療法認定薬剤師認定申請資格

精神科薬物療法認定薬剤師認定申請資格は以下の通りです。

以下の全てを満たす者は認定を申請することができる。
  1. 日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた見識を備えていること。
  2. 5年以上の薬剤師歴を有し日本病院薬剤師会あるいは日本薬剤師会の会員であり、かつ、別に定める学会のいずれかの会員であること。
  3. 日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師、日本医療薬学会認定薬剤師、日本薬剤師研修センター認定薬剤師、あるいは日病薬が承認した認定薬剤師であること。
  4. 申請時において、精神科を標榜する病院または診療所に引き続いて5年以上勤務し、精神科薬物療法に直接従事していること(所属長の証明が必要)。
  5. 日本病院薬剤師会が認定する精神科領域の講習会、及び別に定める学会が主催する精神科領域の講習会などを所定の単位(40時間、20単位)以上履修していること。
  6. 精神疾患患者への薬剤管理指導の実績が50症例以上(複数の精神疾患)を満たしていること。
  7. 病院長あるいは施設長等の推薦があること。
  8. 日本病院薬剤師会が行う精神科薬物療法認定薬剤師認定試験に合格していること。

附則
  1)精神科薬物療法認定薬剤師認定申請資格は平成20年4月1日より施行する。

別添
  精神科薬物療法認定薬剤師認定申請資格に関する事項

① 2で「別に定める学会」とは、以下の通りである。
  • 日本医療薬学会
  • 日本薬学会
  • 日本臨床薬理学会
  • 日本精神神経学会
  • 日本神経精神薬理学会
  • 日本臨床精神神経薬理学会
  • 日本生物学的精神医学会
  • 日本病院・地域精神医学会
  • 日本社会精神医学会
  • 日本老年精神医学会

② 3で「日病薬が承認した認定薬剤師」とは、以下の通りである。
  • 日本臨床薬理学会認定薬剤師