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医療機関経営者の「タイム・マネジメント」を考える

「診療」と「経営」を両立しながら”ゆとり”を創出し生活を豊かに

  病院・診療所を問わず、医療施設のマネジメントに携わる人達の多くは多忙です。中小病院や診療所の院長は例外なく「診療」と「経営」を両立しなければなりませんし、医師として各種学会や医師会が開催する研修会等にも参加する機会も多いと思われます。病院団体や医師会の役員を務める院長の場合は随時、会議や講演会等に出席する機会がありますし、地元の薬剤師会や看護協会等、他の職能団体との交流も多いでしょう。また臨床医として生涯学習に努めなければならないのは、経営に係る院長・勤務医問わず同じです。
 加えて近年の医療訴訟増加と賠償額の高騰、医療施設の安全管理義務の厳格化等が、病医院経営者の日常業務をさらに煩雑・複雑化させ、プレッシャーやストレスを与える要因にもなっています。日々目まぐるしく変化する医療・医学界の動きに乗り遅れることなく、様々な分野にアンテナを張って情報収集に注力する努力が不可欠と言えます。
 一般的に50床〜200床規模の病院は職員数100〜300人位の所が多く、事業規模としては中小企業の範疇に入るでしょう。診療所の場合は一般的に従業員数10名以下という施設が多く、これは個人商店のレベルです。勿論、一概には言えないにせよ、同規模の中小企業経営者と比較すると、公共性が高く専門技術者(医師)である病院・診療所の院長は、様々な雑務に追われ遥かに忙しい環境に置かれているのではないでしょうか。
 分刻みで休みなく働く毎日の中で、超過密なスケジュールを上手く工夫し、効率的に仕事をすることが肝要ですが、同時に多忙な中で“ゆとり”を創出し、生活や家庭を豊かにしていくことも大事です。
 第一線で活躍する3人の医療経営者に、1週間のタイムスケジュールと、“とっておきの時間活用術”を聞いてみました。医療施設の規模・特徴や各人の置かれた立場は三人三様ですが、タイム・マネジメントで苦労される皆さんのヒントになれば幸いです。