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制度改正動向No2医師臨床研修制度

1.臨床研修制度の変遷

(1)実地修練(インターン)制度(義務規定)

昭和21年「国民医療法施行令」創設、昭和23年「医師法」制定により義務規定

医師国家試験受験資格
「卒業後1年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を行うこと」
インターン制度の目的
「所定の病院及び保健所において各科を巡回して行わせるものとし、病院に おける実地修練は、指導医の十分な監督のもと、その助手として勤務せしめ、 専門に偏することなく診療全般にわたって修練を行わせ、おおむね日常遭遇 する疾病について一般医師として取り扱う場合の診療治療に必要な知識と技 術とを体得させる他、保健所における実地修練は、実地修練者をして保健事 業を通じて公衆衛生の実際を修得させるもの」
インターン制度の問題
  • 実地修練病院の研修・指導体制の不備
  • 実地修練病院への不十分な助成
  • 実地修練生の身分の不安定(地位、処遇等)
  • 実地修練生に対する経済保障の欠如 等

 戦後、水準の高い医師を養成するという観点から実地修練(インターン)制度が、導入され、卒業後1年以上は、診療及び公衆衛生に関する実地修練を行うことが、医師国家試験受験資格の要件となっていました。
  しかし、医師免許を持たない状態で、学生でも医師でもないインターンの行う医療行為の法的位置づけ、インターンの経済的問題、実地修練病院の指導体制の不備や不十分な助成等の問題点を抱えていました。
そのため、インターン制度を廃止して卒前教育と医師免許取得後の臨床研修の充実を図るため、昭和43年に医師法を改正して廃止となり、現行の医師臨床研修制度が設けられました。