Home > 精神科医療制度・法律 > 保険医療とはPART4 (PAGE 1)

保険医療とはPART4

1.医療費の請求

医療費の請求の流れ 

 保険医療機関が患者個々の保険者に直接請求することは、事務手続き上事務量が大変膨大となり、かつ煩雑となることから請求窓口が一本化されています。職場に勤める人を対象とした健康保険等の医療費の請求は、社会保険診療報酬支払基金に提出し、地域の住民を対象とした国民健康保険の医療費の請求は、国民健康保険団体連合会に提出することになります。

社会保険診療報酬支払い基金

 社会保険診療報酬支払い基金(以後、支払い基金といいます。)の役割は、1.健康保険をはじめ船員保険や各共済組合等の職場に勤める人を対象とした医療費を、保険者から委託を受けて審査・支払いを行うこと。2.都道府県や市町村の委託を受けて老人保健法、公費負担の医療費の審査・支払いを行うこと。3.訪問看護療養費、老人訪問看護療養費の審査支払いを行うこと。4.老人保健制度、退職者医療制度の拠出金を保険者から徴収し、市町村に交付すること。5.平成12年4月から施行された介護保険では、介護保険第2号被保険者(40歳以上65歳未満の医療保険加入者)の介護納付金を各保険者から徴収して全国的にプールし、市町村に介護給付費交付金として定率交付すること。以上五つの機能があります。

国民健康保険団体連合会

 国民健康保険団体連合会(以後、国保連合会といいます。)の役割は、支払い基金が行う業務と同様ですが、4のうち退職者医療制度の保険者から拠出金を徴収し、市町村に交付する業務は行いません。
 なお、支払い基金と国保連合会は、名称の点で若干違う点がありますが、内容はほぼ同じですので、以下では支払い基金を中心に解説いたします。