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第5章−1「介護報酬(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)」

Ⅰ.地域密着型サービスの種類

1. 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
2. 認知症対応型通所介護
3. 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
4. 小規模多機能型居宅介護
5. 複合型サービス
6. 夜間対応型訪問介護
7. 夜間対応型訪問介護域密着型特定施設入居者生活介護
8. 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護

 地域密着型サービスは、在宅での生活が困難になった時でも住み慣れた自宅や地域での生活が継続できるよう、平成18年4月に創設されました。
 平成23年6月の介護保険法改正により、新たに定期巡回・随時対応型訪問介護看護と複合型サービスが創設され、行なわれる地域密着型サービスの種類は8種類となりました。

1.定期巡回・随時対応型訪問介護看護(新設)

(1)定期巡回・随時対応型訪問介護看護の概要
24時間対応の定期巡回・随時対応サービスの創設

 定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、短時間で複数回の訪問介護が行われる「定期巡回」と要介護者からの連絡に随時対応する「随時対応」、そして看護師等による「訪問看護」を密接に組み合わせたサービスです。
 このサービスは、利用者等が単身・重度の要介護状態になった場合でも尊厳を保持し、有する能力に応じて可能な限り居宅で自立した日常生活を継続出来るような社会環境の整備を目的として、創設されました。
 サービスの提供は、1つの事業所で訪問介護と訪問看護を一体的に行う場合と、訪問介護を行う事業所が訪問看護事業所と連携して行う場合があります。

※ICT機器(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーの略で、情報通信技術と略されることが多い。パソコン、携帯端末等)

1)定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスの利用者像
定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスの利用者像

 定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスは、既存の訪問介護や夜間対応型訪問介護で在宅生活を支えることが困難な重度の要介護者を想定しており、要介護者へ継続的なアセスメントに基づく1日複数回の定期訪問や看護を24時間一体的に提供することで、包括的・効率的に要介護者の在宅生活を支える事が期待されています。
 そのため、対象者は要介護者のみであり、介護予防サービスは対象外となっています。
 認知症高齢者の場合では、定期訪問に服薬の確認、排泄時の清潔保持、心身の状況の変化の定期的な確認等、在宅生活を支える上での有効性が期待されています。
 ただし、認知症高齢者はその病期や体調によって変動が激しいため、サービス提供に当たっては、継続的アセスメントに基づく担当の介護・看護職員の情報共有や「なじみの関係」の維持・形成に配慮した勤務シフトの工夫等も必要となりそうです。