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第4章−2「介護報酬(介護保健施設サービス)」

Ⅲ.介護保健施設サービス(介護老人保健施設)

1.介護老人保健施設の概要

 介護老人保健施設(老人保健施設)は、病状が比較的安定している要介護の入所者に、看護、医学的管理の下で介護、機能訓練等の必要な医療、日常生活の世話を行う施設です。

2.介護保健施設サービスの類型

 介護保健施設サービスを提供する施設は、1)の介護老人保健施設と2)ユニット型介護老人保健施設があります。
 1)及び2)の介護老人保健施設には、介護老人保健施設と医療療養病床から転換した療養型老人保健施設があり、さらに療養型老人保健施設は入所者数で分類されます。
 また平成24年度改定では、在宅復帰支援機能の強化として在宅復帰率及びベッド回転率、重度者率等を算定要件とした「在宅強化型・療養強化型」の個室と多床室(ユニット型では準個室)区分が新設されました。
 そのため、平成24年度以降の介護保健施設サービスの提供施設は、介護保健施設サービス費(Ⅰ)・(Ⅱ)・(Ⅲ)でそれぞれ4類型、ユニット型介護保健施設サービス費(Ⅰ)・(Ⅱ)・(Ⅲ)でそれぞれ4類型となり、合計24類型となりました。

(1)介護保健施設サービス費
介護保健施設サービス費
(ア)介護保健施設サービス費

 提供される介護保健施設サービスが、ユニット型に属さない居室の入居者に対して行われる場合は「介護保健施設サービス費」を算定します。 介護保健施設サービス費(Ⅰ)は、いわゆる従来型の介護老人保健施設であり従来型個室と多床室に分類されます。さらに従来型個室と多床室は、在宅復帰率及びベッド回転率、重度者率等(以下在宅復帰要件等)により在宅強化型である(ⅱ)・(ⅳ)に分類されます。
 介護保健施設サービス費(Ⅱ)は、医療療養病床から転換した療養型老人保健施設であり、従来型個室と多床室に分類されます。さらに従来型個室と多床室は、重度者率等の要件により療養強化型である(ⅱ)・(ⅳ)に分類されます。
 介護保健施設サービス費(Ⅲ)は、医療療養病床から転換した入所者等の合計数が40人以下の療養型老人保健施設であり、従来型個室と多床室に分類されます。さらに従来型個室と多床室は、在宅復帰要件等により療養強化型である(ⅱ)・(ⅳ)に分類されます。
 なお、介護保健施設サービス費(Ⅱ)・(Ⅲ)の要件である医療療養病床からの転換期限は、平成18年7月1日から平成24年3月31日までの間でしたが、平成30年3月31日まで6年間延長されました。

(a)介護保健施設サービス費(Ⅰ)
 居室がユニット型に属さない定員1人の居室(従来型個室)の場合は、介護保健施設サービス費(Ⅰ)の(ⅰ)として介護度に応じ710単位から925単位を算定します。
 居室がユニット型に属さない定員2名以上の居室(多床室)の場合は、介護保健施設サービス費(Ⅰ)の(ⅲ)として介護度に応じ786単位から1,003単位を算定します。
 居室がユニット型に属さない定員1人の居室(従来型個室)であり在宅復帰要件等を満たした場合は、介護保健施設サービス費(Ⅰ)の(ⅱ)として介護度に応じ739単位から985単位を算定します。 居室がユニット型に属さない定員2名以上の居室(多床室)であり在宅復帰要件等を満たした場合は、介護保健施設サービス費(Ⅰ)の(ⅳ)として介護度に応じ819単位から1,068単位を算定します。
(b)介護保健施設サービス費(Ⅱ)
 医療療養病床から転換した介護療養型老人保健施設であり、居室がユニット型に属さない定員1人の居室(従来型個室)の場合は、介護保健施設サービス費(Ⅱ)の(ⅰ)として介護度に応じ735単位から1,085単位を算定します。
 医療療養病床から転換した介護療養型老人保健施設であり、居室がユニット型に属さない定員2名以上の居室(多床室)の場合は、介護保健施設サービス費(Ⅱ)の(ⅲ)として介護度に応じ814単位から1,164単位を算定します。
 医療療養病床から転換した介護療養型老人保健施設、かつ、居室がユニット型に属さない定員1人の居室(従来型個室)であり重度者率等の要件を満たした場合は、介護保健施設サービス費(Ⅱ)の(ⅱ)として介護度に応じ735単位から1,154単位を算定します。
 医療療養病床から転換した療養型老人保健施設、かつ、居室がユニット型に属さない定員2名以上の居室(多床室)であり在宅復帰要件等を満たした場合は、介護保健施設サービス費(Ⅱ)の(ⅳ)として介護度に応じ814単位から1,233単位を算定します。
(c)介護保健施設サービス費(Ⅲ)
 医療療養病床から転換した入所者等の合計数が40人以下の介護療養型老人保健施設、かつ、居室がユニット型に属さない定員1人の居室(従来型個室)の場合は、介護保健施設サービス費(Ⅲ)の(ⅰ)として介護度に応じ735単位から1,058単位を算定します。
 医療療養病床から転換した入所者等の合計数が40人以下の介護療養型老人保健施設、かつ、居室がユニット型に属さない定員2名以上の居室(多床室)の場合は、介護保健施設サービス費(Ⅲ)の(ⅲ)として介護度に応じ814単位から1,137単位を算定します。
 医療療養病床から転換した入所者等の合計数が40人以下の介護療養型老人保健施設、かつ、居室がユニット型に属さない定員1人の居室(従来型個室)であり重度者率等の要件を満たした場合は、介護保健施設サービス費(Ⅲ)の(ⅱ)として介護度に応じ735単位から1,127単位を算定します。
 医療療養病床から転換した入所者等の合計数が40人以下の介護療養型老人保健施設、かつ、居室がユニット型に属さない定員2名以上の居室(多床室)であり重度者率等の要件を満たした場合は、介護保健施設サービス費(Ⅲ)の(ⅳ)として介護度に応じ814単位から1,206単位を算定します。