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第3章−3「介護報酬(通所サービス:通所介護)」

Ⅲ.通所サービス

1.通所介護(デイサービス)

(1)通所介護(デイサービス)の概要

 通所介護とは、利用者を特別養護老人ホームや老人デイサービスセンター等の施設に通わせ、入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話(生活等に関する相談及び助言、健康状態の確認その他の居宅要介護者等に必要な日常生活上の世話)及び機能訓練を行うサービスです。

(2)地域区分別1単位の単価(円)
地域区分別1単位の単価

 地域区分別1単位の単価は、人件費の地域差やサービス事業所の賃金水準実態、都市部における介護職員確保の課題等を踏まえ、差分を上乗せして算定します。
 平成24年改定で地域区分は、国家公務員の地域手当等に準拠して5区分から9区分に見直されました。通所介護費における1単位の単価は、10.00円を基本として10.00円から10.81円の区分で算定します。

(3)通所介護費
通所介護費

 通所介護費の算定は、通所介護に要した時間ではなく、通所介護計画書に位置づけられた内容の通所介護を行なうのに必要な標準的な時間単位数で行います。
 平成24年度改定では、サービス提供時間の実態や家族介護者への支援(レスパイト)を促進するため、時間区分が所要時間3時間以上4時間未満は3時間以上5時間未満に、所要時間4時間以上6時間未満は5時間以上7時間未満に、所要時間6時間以上8時間未満は7時間以上9時間未満に見直されました。また、9時間以上10時間未満までだった延長加算は、12時間まで算定可能となりました。

1)事業所区分
事業区分

 通所介護事業所の規模は、利用者数前年度の1月当たりの平均利用延人員数で区分されます。平均利用延人員数の算出は、3時間以上5時間未満の報酬を算定している利用者(2時間以上3時未満の報酬を算定している利用者を含む)は利用者数に2分の1を乗じて計算し、5時間以上7時間未満の報酬を算定している利用者は利用者数に4分の3を乗じて計算し、7時間以上の報酬を算定している利用者は利用者数の実数で計算して、合計します。
 ただし、通所介護事業所が介護予防通所介護事務所と一体的に事業を実施している場合は、介護予防通所介護事業所の前年度の1月当りの平均利用延人員数も含めて計算します。
 なお、平成24年度改定では、1月間(暦月)、正月等の特別な期間を除いて毎日事業を実施した月の平均利用延人数は、その月の平均利用延人員数に7分の6を乗じた数で計算することになりました。
 また、平成24年3月31日時点で通所介護事業を行なっており、平成24年4月以降も引き続き事業継続を行う事業所の場合の前年度の1月当りの平均延べ利用人員数は、平成24年改定前の基準で計算します。

※平成24年度改定前の平均利用延人数の計算基準
 3時間以上4時間未満の報酬を算定している利用者(2時間以上3時間未満を含む)は利用者数に2分の1を乗じて計算し、4時間以上6時間未満の報酬を算定している利用者は利用者数に4分の3を乗じて計算し、6時間以上の報酬を算定している利用者は利用者数の実数で計算し、合計します。
 また、平均延べ日数に含むとされた介護予防通所介護事業所の利用者数の計算は、介護予防通所介護の利用時間が4時間未満の利用者は利用者数に2分の1を乗じた数を、利用時間が4時間以上6時間未満の利用者は利用者数に4分の3を乗じて計算します。
 ただし、介護予防通所介護事業所の利用者については、同時にサービス提供を受けた者の最大数を営業日ごとに加えていく方法で計算しても差し支えないとされています。

(ア)小規模型通所介護費
 小規模型通所介護費を算定する施設は、前年度の1月当りの平均利用延人員数が300人以内の施設です。
 報酬単位は、通所介護のサービス提供に要した時間と介護度に応じて、所要時間3時間以上5時間未満は461単位から729単位を、所要時間5時間以上7時間未満は700単位から1,199単位を、所要時間7時間以上9時間未満は809単位から1,395単位を算定します。
(イ)通常型通所介護費
 通常規模型通所介護費を算定する施設は、前年度の1月当りの平均利用延人員数が300人超750人以内の施設です。
 報酬単位は、通所介護のサービス提供に要した時間と介護度に応じて、所要時間3時間以上5時間未満は400単位から628単位を、所要時間5時間以上7時間未満は602単位から1,026単位を、所要時間7時間以上9時間未満は690単位から1,188単位を算定します。
(ウ)大規模型通所介護費(Ⅰ)
 大規模型通所介護費(Ⅰ)を算定する施設は、前年度の1月当りの平均利用延人員数が750人超900人以内の施設です。
 報酬単位は、通所介護のサービス提供に要した時間と介護度に応じて、所要時間3時間以上5時間未満は393単位から617単位を、所要時間5時間以上7時間未満は592単位から1,009単位を、所要時間7時間以上9時間未満は678単位から1,168単位を算定します。
(エ)大規模型通所介護費(Ⅱ)
 大規模型通所介護費(Ⅱ)を算定する施設は、前年度の1月当りの平均利用延人員数が900人超の施設です。
 報酬単位は、通所介護のサービス提供に要した時間と介護度に応じて、所要時間3時間以上5時間未満は383単位から601単位を、所要時間5時間以上7時間未満は576単位から982単位を、所要時間7時間以上9時間未満は660単位から1,137単位を算定します。
(オ)療養通所介護費
 療養通所介護費は、在宅において生活しており、サービスを提供するにあたり常時看護師による観察を必要とする難病、認知症、脳血管疾患後遺症等を有する重度者又はがん末期の利用者が想定されています。
 報酬単位は、通所介護のサービス提供に要した時間に応じて、所要時間3時間以上6時間未満は1,000単位を、所要時間6時間以上8時間未満は1,500単位を算定します。
 平成24年改定では、利用対象者が難病等を有する重度者から難病、認知症、脳血管疾患後遺症等に変更されました。