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生活技能訓練(SST)の実際とその効果

2.SSTの形態

 我が国で行われているSSTには、大きく分けて1.基本訓練モデル、2.社会生活問題解決モデル(モジュール)の2種類の形態があります[表1]。多く実施されているのは基本訓練モデルですが、近年はモジュールの使用も増加してきています。

表1:SSTの形態
形態 特徴
1.基本訓練モデル 個人の希望に添った目標を立て、その目標達成のために必要なスキルを小さなステップに分解し、学習を進める
2.社会生活問題解決モデル
(モジュール)
服薬自己管理、症状自己管理、地域生活再参加、基本会話、余暇の過ごし方といった領域ごとのスキル訓練パッケージ(モジュールとよばれる)を使用して、学習を進める

3.SSTの実際

 ここでは基本訓練モデルの一般的な個別練習の流れと実際の練習例について述べます。
 SSTは主にグループで行い、6〜8名のメンバーに対しSSTのリーダーをつとめるスタッフ1名と、サポート役のコリーダーをつとめるスタッフが1〜2名入ります。課題をわかりやすく示したり、スキルのポイントや解決策を示したりするために、白板を活用します[図2]。

SST 基本訓練モデルの実際